2014年度の日本宗教史懇話会サマーセミナーの開催につき、ご案内を申し上げます。本会は、日本宗教史に関心のある研究者諸氏が、それぞれの専門とする時代や学問分野、世代を超えて自由に参加し、研究発表を通して真摯な議論や交流をおこなう場として、毎年夏季3日間の開催を重ねてまいりました。
本年度は滋賀県高島市で開催し、8名の方々の研究発表と、2名の方の見学会関係解説をしていただきます。見学会では、近年、琵琶湖八景「深緑 竹生島の沈影」として人気を集める竹生島を訪れます。
常連の皆さまはもちろん、初めての方も歓迎いたしますので、万障お繰り合わせの上、ご参加いただき、湖国の文化に触れていただければ幸いに存じます。
◎呼びかけ人:
代表 原田正俊・伊藤幸司・井上智勝・上島 享・岡野浩二・苅米一志・菊地大樹・佐藤文子・脊古真哉・曽根原理・冨島義幸・長谷川賢二・福島栄寿・北條勝貴・真木隆行・三橋 正・蓑輪顕量・宮﨑健司
◎本年度世話人:大田壮一郎・ 川端泰幸・佐藤文子・東舘紹見・平野寿則・福島栄寿・宮﨑健司
(1) 開催日
2014年 8月20日(水)~22日(金)
(2) 会 場
琵琶湖国定公園 近江白浜 政府登録旅館 白浜荘
〒520-1223 滋賀県高島市安曇川町近江白浜
(3) 日 程
○1日目(20日) :研究発表会1
近江高島駅下車 送迎バスあり
13:00 受付開始(白浜荘 アネックス淡海「コンベンションルーム」前)
13:30 開会挨拶
13:40 報告1 苅米一志 氏(就実大学)
「「三輪上人行状」の形成と構造」
15:20 報告2 山本浄邦 氏(韓国学中央研究院)
「大韓帝国期前半(1897~1903)における日本仏教の社会事業と日本の対韓戦略
~ 東本願寺立光州実業学校を事例として ~(仮題)」
16:30 報告3 堀 裕 氏(東北大学)
「9世紀仏教と政策論」
18:00 報告4 白井忠雄 氏(高島市歴史民俗資料館)〈見学会関係〉
「高島の歴史と文化」
19:00 懇親会(夕食)
○2日目(21日) :研究発表会2
07:30 朝食
09:00 報告5 林 晃弘 氏(東京大学史料編纂所)
「近世国家と朱印地寺社」
10:00 報告6 冨島義幸 氏(京都大学)
「阿弥陀信仰の造形と顕密仏教―「浄土教」概念の再検討―」
11:30 報告7 太田浩司 氏(長浜城歴史博物館)〈見学会関係〉
「竹生島の歴史と景観~竹生島文書を中心に~」
12:30 昼食
13:30 報告8 大塚紀弘 氏(法政大学)
「日本中世における文字礼拝の思想」
15:00 報告9 松金直美 氏(同朋大学仏教文化研究所)
「仏教における学問と蔵書の継承―近世から近代へ―」
16:40 報告10 齋藤龍一 氏(大阪市立美術館)
「日本における道教関連作品の受容について」
18:30 懇親会(夕食)
○3日目(22日) :見学会
07:30 朝食
08:30 出発:バスにて出発
・中江藤樹記念館見学
10:50 今津港より船にて約30分で竹生島へ
・宝厳寺・竹生島神社見学 昼食
13:20 竹生島より船にて約30分で長浜港へ
14:10 長浜城歴史博物館
・博物館観覧と竹生島文書および館蔵文書を特別閲覧
16:00頃 長浜城歴史博物館にて解散(JR長浜駅近隣)
※見学会の行程は現時点での予定です。とりわけ天候の状況によっては大幅な変更が生じることもありますので、ご諒解ください。